第26回(2024年)福岡デザインアワードの受賞商品が決定しました!
デザイナーとの協働による商品開発の流れ
デザインを他社又は個人にご依頼された場合、多くは下記のような手順となります。
1. 与件整理
1 | 「いつ」、「誰に」、「どんな商品を」、「どのようにつくり」、「どのように提供するのか」といったことを整理します。 |
2 | 自社と競合他社を比較した時に上回る点(強み)や、商品開発にあたって解決しないといけない課題(弱み)について、洗い出します。 |
3 | 企業経営の中でどのように商品開発を進めていくのか、具体的なスケジュールや、デザインにかける予算について計画を立ててください。 それによってデザイナーに委託する内容も変わります。 |
2. デザイナーを探す
1 | デザイナーを探す方法としては、知り合いの方からの紹介や、インターネットで検索するなどありますが、福岡県産業デザイン協議会では、企業様がパートナーとなるデザイナーを探しやすいよう、「デザイナーリスト」をウェブサイトに掲載していますので、参考にしてください。 グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、建築デザイナー、ウェブデザイナー、ファッションデザイナー、多種多様なデザイナーがいます。どのようなデザインを専門にしているのか、どのような商品をこれまで手掛けてきたのか、自社の目指す商品開発の方向性やイメージに合うデザインなのか、デザイナーの仕事(成果物)から、自社のニーズに合うデザイナーを探します。 |
3. デザイナーとの打合せ
1 | まずは相談から始めましょう。どんな商品をつくりたいのか、商品開発においてどのような課題を抱えているのか、デザイナーに何をしてもらいたいのか、「1 与件整理」で整理した内容について、デザイナーによく説明しましょう。 |
2 | デザイナーは、説明を聞いて疑問に感じたことや、デザインを行うために掘り下げて確認する必要があることについて質問します。また、デザインを行う前に検討すべきことや、自社が考えている方法とは異なるやり方について、考えを聞くこともあります。 |
4. 見積り
1 | 打合せ後、デザイナーへの依頼内容やスケジュールについて合意したら、デザイナーに見積書の提示を依頼しましょう。 |
2 | 見積の提示後、デザイン料について合意したら、契約締結に向けて契約形態やデザイン料の支払方法などについて、デザイナーと話をしましょう。 |
5. 契約
1 | デザイナーへの依頼が正式に決定したら、契約書または覚書を取り交わしましょう。 契約書に記載する項目としては、業務内容、契約期間、契約金額、支払方法、業務の完了確認、守秘義務、知的財産権の所在、競合の禁止(同業他社との取引についての規定)、デザインの成果物の公表、業務変更や中止(当初の計画から変更が生じた場合の対処についての規定)があります。 |
6. 商品開発(デザイナーからの提案)
1 | 契約締結後は、デザイナーからのデザイン提案を検討しながら、商品開発を進めていきましょう。 |
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